ロッタちゃんとじてんしゃ
2017/05/01
4月。
はれぼうの5歳のお誕生日のプレゼントは、自転車でした。
まわりも、同じような子が多いけれど、
これは、なにも、日本だけじゃないようで・・・
スウェーデンにお住いのロッタちゃんも、やっぱり
5歳の誕生日に、自転車を熱望している、ひとりです。
ロッタちゃんは、
虫の居所が悪いときにお母さんの出した服が気に入らなくて
ハサミで切ってゴミ箱に捨ててしまった挙句
それを責められる前に、とっととお向かいの家の納屋に家出してしまう・・・
というような荒技も難なくやってのける、かなりのはねっかえりで、
自分にできないことなんかない、と心から信じる女の子。
自転車だって、乗る前から、できるに決まっていると思っているし、
プレゼントにもらえないなら、お隣のベルイおばさんの家の倉庫に眠っている
のをかっぱらおうって、考えるのです。
結果、大きすぎる自転車で坂道を下って、吹っ飛ぶけれど、
いじけはすれど、反省なんて、ぜーったいしない。
ロッタちゃんは、童話も2冊出ていて、
どちらももちろん面白いけれど
我が家では、今は、絵本の方が人気。
何十回読んでも、読んでいる間じゅう、
はれぼうのうれしそうなクスクス笑いがとまりません。
少し文章が多いけれど、
テンポよく、くるくる展開するエピソードに、
休む間もない、ロッタちゃんの悪態、悪行。
まわりの大人はやさしいし、子どもにとっては、さぞ、爽快なんだろうな!
まだ、ちょっと危なっかしいはれぼう。
公園まで行く海沿いの道を
母は、たねすけをおんぶして、走って追いかけています。
「ロッタちゃんとじてんしゃ」
リンドグレーン 作 ヴィークランド 絵
山室静 訳 偕成社
『ことり文庫は、子どもの本と、ゆっくりとおだやかな時間をあつかっています。子どもの本のもつ、あたたかさややさしさや信頼というようなものを大切にしています。
鎌倉市極楽寺1-4-12
http://kotoribunko2525.wix.com/kotoribunko
『ことり文庫は、子どもの本と、ゆっくりとおだやかな時間をあつかっています。子どもの本のもつ、あたたかさややさしさや信頼というようなものを大切にしています。
鎌倉市極楽寺1-4-12
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